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いちばんやさしい 生理学の本

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書名: いちばんやさしい 生理学の本
著者: 當瀬規嗣

秀和システム 1680円

195ページ 2010年2月11日発行 


「いちばんやさしい~」というのは一般向けの読書獲得のための釣りの場合がままあるが、

この本は確かに一番優しく、分かりやすく、また興味深い。

札幌医科大学において生理学の教鞭を振るう一方で北海道新聞にも毎週、「生きるしくみ」というコラムを

執筆されている。受験生なら勉強の箸やすめに読むべきだろう。

生理学は、人間の体の仕組み、ダイナミクスを研究する学問である。

人間が生きるための、巧妙なシステムを解明していく、それは実に身近で、興味深い分野であるはずだ。

代謝や分泌など、ちょっととっつきにくいような内容も分かりやすい言葉で整理されている。

コラムを集め、編集した本。

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異端のメス

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書名:異端のメス
著者:南淵明宏

講談社 1100円

230ページ 2008年9月29日発行


日本の心臓外科医の異端児といったらやはりこの人でしょう。

医者にとって、医者を目指す人にとって著者の「本音」は拒絶反応を示すか、激しく同意するかである。

だめなものはだめという、歯に衣着せぬ物言いは、自身の哲学を貫いている。

その哲学は行動にも現れており、国内津々浦々から患者さんが集まっている。

腕は良いが心無い医者、心はあるが腕が悪い医者、

自分の中でこの問題については、著者の本を読んで考えたものである。

現代の日本の医療、特に大学病院、大病院での医療の実態と矛盾点について厳しく言及する。

医療系エッセイ。

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西表やまねこ診療所

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書名:西表やまねこ診療所
著者:岡田豊

扶桑社 1400円

235ページ 2009年6月30日発行


西表島―観光客にとって人気を誇るこの島も、医療問題、とりわけ医師不足は深刻である。

本書は総合病院を飛び出し、島医者になった医師の物語である。

ちなみに著者はラグビー部出身。洒落じゃなくてラグビー部出身の異端児は多い。

そういえば今日は伝統の早慶戦があったね。児島君映りすぎ疑惑と最後のトライ。

ともかく、西表島に現在医師は二人。

島医者に大切なことは「全てを自分ひとりでこなそうとすることではなく、自分の限界を知ること」であるという。

遠隔医療ネットワークのような体制も整ってきてはいるが、実際の現場の医療はどうなのか。

プライマリーケアの前線現場、亜熱帯の西表島からの医師の証言。

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小児科医、海を渡る 僕が世界の最貧国で見たこと

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書名:小児科医、海を渡る 僕が世界の最貧国で見たこと
著者:黒岩宙司

いそっぷ社 1600円

255ページ 2008年7月10日発行


この本は医療系受験者といわず、全ての高校生にとって必読書である。

世界の惨状、医療体制が整っていないという事実は、現地で医療に携わる人にとっての悲劇である。

自国では、先進国に行けば助かる命が、物資不足によって、お金がないから、助けることができない。

これはひどいジレンマとなる。

著者の経歴はおもしろく(失礼ながら…)、小児科医として研修を終えて専門を決めるとき

「自分が後悔しない選択」をしようと考えて、青年海外協力隊に参加することを決めた。

1988年、青年海外協力隊に行くということは医局に属さないということ。

帰った後の仕事はまったく保証されなかった。

しかし、何のために医者になったのか?反対した先輩医師の心も動かしていく。

マラウイへ飛んで、そこで著者は世界の現状を学んだ。

子守唄をうたいたい 長野県立こども病院と小児医療のいま

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書名:子守唄をうたいたい 長野県立こども病院と小児医療のいま
編者:信濃毎日新聞社

河出書房新社 1700円

233ページ 2004年11月30日発行


今回は小児医療全体を眺めていく。特に、NICU(新生児集中治療室)の現場から、

未熟児や障害をもって生まれてきた子供について、家族や社会を含めた患者を取り巻く環境全体について考える。

新聞の記事らしく、社会に対して問題提起し、読者の目をひきつけるためかやや悲惨な例が取り上げられるきらい

があるが、それでも出産を取り巻く状況が常に明るいものであるとは限らないというのは周知の事実である。

自分の子供が生まれて、喜べない。自分のせいで、かわいそうに。

そんな不の感情が病室を包むとき、きっと赤ちゃんにとってもその気持ちは伝わってしまうのかもしれない。

医療は格段に進歩し、こどもの死亡率は下がっている。

しかし、障害を持ちながらも一生懸命生きている子供に対して、あるいはその家族に対して社会の目は

冷ややかである。フォローアップを行う中で、幼稚園の入所を断られたり、介護費用に苦しんだり、

環境は常に優しくはない。差別の目というのも根強く残っているのである。

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プロフィール

らばshinn

Author:らばshinn
らば(20)です。
気づいたら2年生。
医学の勉強本格化。
希望者がいれば小論文見ますよ。
まあ、お役に立てるかどうかはわかりませんが。
raba_oath★live.jp (★→@)まで連絡下さい。

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