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骨を読む ある人類学者の体験



書名:骨を読む ある人類学者の体験
著者:埴原和郎

中公新書 200円

182ページ 昭和40年9月25日発行


ふむ。最近カメラの調子が悪いので画像が掲載できず。

この本は人類学者なら誰でも知っている。

あるいは解剖学者も、というか基礎系の研究者なら呼んでいると思われる。

名著中の名著である。講談社+α文庫で再出版された。タイトルは忘れた。


人類学も大概新しい分野である。

その昔は東京大学理学部の変わり者が学ぶ分野として周知されており、

現在は技術の発達により、また、「ミトコンドリア・イブ」のようなベストセラーの影響により、

自分のルーツを探るこの研究が脚光を浴びている。


本書は戦後人類学の草分け的存在であった埴原先生の朝鮮戦争時代の体験を掲載した作品。

アメリカでの遺体の扱いについての文化の違いなども面白い。

それにしてもこの本。「最近読んだ面白い本」で好印象を得られるかもしれない。

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旅する遺伝子

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書名:旅する遺伝子 ジェノグラフィック・プロジェクトで人類の足跡をたどる
著者:スペンサー・ウェルズ
訳者:上原直子


栄治出版 1900円

231ページ 2008年10月27日発行


遺跡で骨を、石器を探すことだけが考古学ではない。

人間が持つDNA、y染色体とmtDNAから、自分の祖先のルーツを探ることができる…

そんな分子生物学の理論が、大規模なサンプルデータを持って、かなりの正確性を持った研究になっている。

ミトコンドリアのDNAは母親から受け継がれ、

y染色体は父親から受け継がれる。

我々は、何処から来たのか。

最新の科学から、地球の家族の系譜を探る。

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生と死の考古学 縄文時代の死生観

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書名:生と死の考古学 縄文時代の死生観
著者:山田康弘

東洋書店 1600円

171ページ 2008年11月25日発行


教養課程の選択授業で「人類学」の授業があり、一年生ながらに結構専門的に解剖などの知識も交えつつ

講義が展開されていくので一部の生徒に人気の講座となっている。特に今年は多かったようだ。

「親指はなぜ太いのか」で触れたように、死んだ後に残った骨からは、様々なことが推定できる。

生活様式や病歴、年齢や性別までも分かることがある。

逆に言えば死んだら骨しか残らない。本書では主に縄文時代を取り上げるが、

縄文人達がどのように生命をとらえ、どう生きていたのかを知ることは、骨からだけでは難しい。

そこで、もう少し目線を広げると、その骨が埋まっていた環境、すなわち縄文人の墓、埋葬形態が見える。

辺りには副葬品があるかもしれない。ある特定の条件を満たした人にのみ見られる特殊な埋葬の方法もある。

最後は大胆に、推定するしかないものの、縄文人がどのように生と向き合っていたかを明らかにする一冊。

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親指はなぜ太いのか 直立二足歩行の謎に迫る

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書名:親指はなぜ太いのか 直立二足歩行の謎に迫る
著者:島泰三

中公新書 880円

276ページ 2003年8月25日発行


自分の手をじっと見つめたとき、親指だけ他の指とは仲間はずれになっていると子供のころ感じたかもしれない。 
他の指に比べ太く短く、しかもはなれて存在感のあるこの指は「親指」あるいは「おとうさん指」と呼ばれる。

他の動物とについても手の構造を比較したとき、人間の「普通」の手も、特殊にある能力に特化していることが

わかる。筆者は「口と手連合仮説」を打ち立てた。

ある種の、口と手の構造は、その生活環境、特に主食を得るために特化している、という仮説である。

本書で筆者は類人猿について、この仮設が成立する根拠を例示していく。

では、人間の祖先はもともと何を栄養源としていたのだろうか。

比較的中途半端に大型であり、植物では低カロリー過ぎて、肉食をしていたような歯の形状ではない。

農耕、狩猟にいたる前段階として、栄養源としていたのは、実は動物の骨そのものであったのではないか―

解剖学、形態学その他の幅広い観点から、我々の体の構造の成り立ちについて鋭く迫っていく。

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プロフィール

らばshinn

Author:らばshinn
らば(20)です。
気づいたら2年生。
医学の勉強本格化。
希望者がいれば小論文見ますよ。
まあ、お役に立てるかどうかはわかりませんが。
raba_oath★live.jp (★→@)まで連絡下さい。

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