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データはウソをつく 科学的な社会調査の方法

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書名: データはウソをつく 科学的な社会調査の方法
著者: 谷岡一郎


ちくまプリマー新書 760円

169ページ 2007年5月10日初版発行


「データ」から大まかな結論(時に社会全体を揺るがす重大な結論を含む)を出すという行為は、

誰しも当たり前のように受け入れていることである。

統計学の信憑性に疑いを持たず、数学という人類の武器を駆使し、

世の中の事象を全て、非常にシンプルに捉えることができるような気になる。


有名な例をひとつ紹介すると、

アメリカで、次期大統領の選挙における世論調査を行った。

無作為に電話をかけ、回答があった膨大なデータを分析すると、候補者は一人に絞られた。

しかし、実際に当選したのは対立候補者であった。


「正しい手順や方法が用いられていないと、データは妖怪のように化けてしまうことがある。」

この例は、サンプル数が十分であったにもかかわらず、その対象が「電話を所持している」という点で、

ある一定の社会的地位を持つ(その当時まだ電話が一般に普及し始めのころであった)人に限られていた部分に

問題がある。

解釈次第でデータは様々な意味を持つ。情報操作というのは本当に簡単にできてしまう。

本書では、世の中に溢れる数字や情報の中から本物を見分けるコツを紹介する。

大学で学ぶ論理学、統計学の入門としてどうぞ。


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大学生からの「取材学」

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書名:大学生からの「取材学」 他人とつながるコミュニケーション力の育て方
著者:藤井誠二


講談社 1400円

247ページ 2009年7月6日発行


小学校のころ、ゆとり教育の導入地点にいた我々の世代は、総合教育なるもので、

地域をもっとよく知ろうということでさまざまに取材してまわった。

あれは今考えるととても有効なもので、大切な考えであると思う。

しかし、大学生にもなると、取材はおろか地域に関心を持たなくなり、

他人を取材するどころか、家族、あるいは自分にさえ取材できないような人が増えてきている。

これは教わるものであろうか。

勉強の全てが教わるものであれば、これほど楽なものはない。

でもせっかく大学生になったのだから、もっと自由に、自分の知りたいことを勉強すれば良い。

その中で「取材」というのは忘れ去られたかのような、直接コミュニケーションであり。

最も有効な手段として数えられるのである。

しかし、基本となることはこの本を読んで学んで損はない。

お互いに気持ちよく取材したいなら、自分がその場を演出する技術が必要である。

マナーしかり、セッティングや当日の服装まで、取材される側は取材する側を見ている。

一方的な会話では「取材」が成り立たない。

ぶっつけで失敗する前に、まずはご一読あれ。

実録・闇サイト事件簿

実録・闇サイト事件簿

書名:実録・闇サイト事件簿
著者:渋井哲也

幻冬舎新書 780円

212ページ 2009年5月30日第一版発行


インターネットは犯罪の温床か。

軽微な犯罪から、時に複数の人命を奪う重大な犯罪まで、

さまざまな事件のきっかけがインターネット上であるケースが増大したのはもはや最近のことではない。

もはやそこにあるのが当たり前、情報は常に自分の身にまとわりついている状況である。

これらの諸問題に関して、さまざまな議論がなされてきたため正直うんざりしている部分もあるが、

自分に関係のないことではないかぎり、関心を持ち続けるのが正しい態度だと思われる。 

「闇サイト」が招いた事件の具体的なケースを紹介し、インターネット社会はどうあるべきかを問う一冊。

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教科書から消えた名作

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書名:教科書から消えた名作
著者:村上護

小学館文庫 514円

236ページ 2003年11月1日発行


順当にゆとり世代に生きてきた自分にとって、ゆとり教育に対する様々な批判は他人事ではない。

週休二日が学校にも取り入れられ(私は私立だから関係なかったが)授業単位が減り、

国語の教科はそのあおりをもろに受けた。

そして教科書から小説の「名作」が消えていった。

新旧の教科書で取り上げられている作品を紹介し、これからの国語の教科書のあり方を問う一冊。

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日本人の遺書

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書名:日本人の遺書
著者:勢古浩爾

新書Y 800円

317ページ 2008年1月23日初版発行


この本は社会科学に分類すべきだ。

辞世の文化から、遺言の文化への変遷。本書第三章「辞世」はまったく不要と思われる。

そもそも「近代」日本人の遺言とでもしたほうがいいのではないか。

江戸時代以前の考察についてはまったく不十分であった。

やはり、近・現代の社会科学の本として読むのが面白い。

煩悶・青春・戦争・敗北・反俗・思想・疲労・憤怒・絶望・悔悟・愛情とテーマわけして、

「生と死を取り替えた覚悟の言葉」を紹介している。

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プロフィール

らばshinn

Author:らばshinn
らば(20)です。
気づいたら2年生。
医学の勉強本格化。
希望者がいれば小論文見ますよ。
まあ、お役に立てるかどうかはわかりませんが。
raba_oath★live.jp (★→@)まで連絡下さい。

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